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映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観ました。

映画って、本当にすんばらしいですねえ=。
01 /01 2019
 主人公は、主に1970年代後半から80年代前半などに活躍したロックバンド「クイーン」のボーカリスト、フレディ・マーキュリ。
 出自や外観にコンプレックスを感じながらも、ロックスターとして自ら信じた道を歩み続け、最後は45歳でこの世を去った主人公を描いたこの映画は、今、日本で大ヒット中だという。

 そこで、さっそく観に行った。

 確かに、面白い。ロックスターとして成功の道を歩む姿が陽であるならば、彼の苦悩や心の奥にある闇は陰であり、これらが対照的に描かれている。また、時折織り込まれるフレディ自身の歌声を使用した楽曲は、スクリーンの中にまさにフレディ自身が躍動しているように感じられる(フレディを含め、バンドのメンバー全員がそっくりすぎて、なぜか笑えてくる。)。

 でも、あれっと気が付いた。この主人公の話って、考えてみると、意外とよくある話のような気が・・・。外観や出自にコンプレックスがある。LGBTである。成功すればするほど孤独感にさいなまれる、アルコールやドラッグにはまる・・・。フレディに限らず、ミュージシャンやプロスポーツ選手にありがちな話である。

 それでも、一見ありふれた話とも思えるこの映画がなぜこんなにヒットしているか。

 その理由は、この映画がフレディの「自分らしく自由に生きたい。」という強い思いとその実践の過程が鮮明に描かれているからだと思う。
 
 今この日本にある閉塞感や同調圧力は、多くの人に生きづらさを感じさせるとともに、本当は勇気をもって自分らしく自由に生きたいという忸怩たる思いを生じさせているといえよう。このように思う多くの人が、フレディの半生を自分に投影させているのではないか。

 こうした意味で、この映画あるいはフレディの激動の半生は、今の日本の多くの人たちに勇気を与えるとともに、心の隙間を埋める役割を果たしているといるだろう。これがこの映画の大ヒットの理由だと思う。
 この映画がもし、日本の高度成長期に公開されていたら、これほどの大ヒットにはならなかったであろう。

 いずれにせよ、自宅でDVDで観るより、劇場の迫力あるスクリーンで鑑賞すべき作品であることは間違いない。
 正月休みの残りは、ぜひ映画館へ。

映画「ボヘミアン・ラプソディ」の公式ホームページは、こちら。

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すぎしま法律事務所 弁護士 杉島健二(岐阜県弁護士会所属)

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岐阜市で生まれ育ち、岐阜市で法律事務所を開設している弁護士の杉島健二です。
弁護士について知ってもらいたいこと、弁護士として思っていること、弁護士と全く関係ないことなどを、書いていきます。